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久し振りにまともなメジャー映画
nakさんのセレクションはなかなか意外で興味深い そう言えば、テレビの宣伝で予告を見たことがあるような、無いような・・・ ということで見てみましたけど、美しい映画でしたし、お金がかかっていた 海外との合作、というかこれは海外の映画なんですよね 日本の俳優陣が出演しているので一瞬混乱しますが、 確かにこのようなテイストの映画、デカイスケールの映画は日本人には難しい ただ、内容が・・・ 特典の予告を見ると物凄く広大なロマンスが描かれている感じですが、 結局、そのロマンスの根拠が見当たらないのでどうしようもない 感情移入もできないし、なんだか夢落ちのような展開で意味がわからない ロケ地の素晴らしさや坂本龍一の音楽も華を添えようとしていますが、 見てくれだけでは、映画としては成立しない また、日本の捉え方も「謎の国ジパング」的なノリで賛同できないし、 主題はいったい何なのかこの映画の監督に問いただしてみたいです 30/100 断片的に印象に残る見てくれはありましたが、 映画ではなく、これでは抽象的な写真です アートにもなりきれていないし、私にとってはけっこうどうしようもない映画でした。 |
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トリアー監督の作品を観たのは、今回で2作品目
1作品目は、劇場での「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 ちなみに「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は、劇場で3回観ています ハッキリ言って、物凄く好きな映画です 珍しくDVDも購入し、 思い立てば観ている状況で、あの映画のインパクトは常にリアルタイム 語れば長くなりますが、そのくらい好きな映画なのに監督を追うことを していなかったのでm、今回の観覧は非常に楽しみでした ということで感想ですが、私が感じたのはその「ダンサー〜」の序章的な 作品ではないのかというのが正直な思いです 「ダンサー〜」は私にとって完璧な映画で100点に限りなく近い映画 多分、今まで観た映画の中で一番評価をしている映画です なので、当然この映画もトーンは非常に好きで、荒削りな感じはするのですが、 ラストシーンの処理以外はかなり見入ってしまいました 各章の冒頭のタイトル的な映像がまたリッチで雰囲気があり、 挑戦的な構成がある革新的な映画だとも思いました ただ、主人公やストーリー展開で唐突な部分が多く、 監督の頭の処理だけで完結しているところが多かったのが残念でした 妄想と現実が交錯する手法に少し緻密さを書いていて、 登場人物のバックボーンもあまり描かれていないことから、 観客自体に想像力が無いとストーリーについて行けない状態になる 別について行かなくても映画全体を見失うことにはならないのですが、 「ダンサー〜」はそのあたりが、上手く演出されており、どっぷりと 主人公と映画の世界観に浸かることができたので、評価は低くなります 撮影、美術、音楽、演技、どれをとっても素晴らしいのですが、 やはり私が求めていたクオリティーには達していない 先にも書きましたが、そういう消化不良の中であのラストシーンだったので 全体的な印象としては、心に残る映画にまでは達しませんでした 70/100点 結局は、「ダンサー〜」が良過ぎるのでどうしようもない でも、この監督は、私の好きなツボをしっかり押さえてくれていて 個人的には、これからも期待する監督の一人ということになります また、他の作品も観て、検証をできればと思います。 |
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アンゲロプロス作品は初期、中期、現在と中途半端に作品にふれているので常々、非常に歯がゆい思いをしていた。
1wmがなければこの作品を観るのももっと先になっていたかも知れない。 アンゲロプロスの作品の変遷に関してはすべてを観ているわけではないので言及はしない。 しかし一つだけ言えることは中期の霧の中の風景や最近の作品の「永遠と一日」には明確な個の主人公(幼い姉弟、老人、少年)がいるのに対して、 旅芸人〜は個としてよりは一座、集団として描かれているように思える。そしてその作品は狩人にも受け継がれている。 特筆すべきカメラアイは一座を容赦ないギリシャの社会状勢に身を置く様を淡々と捉える。 それは集団であっても非常に脆弱ではかない存在だ。 映画が常識のごとく二時間くらいの尺に収まろうとするのはいつのころからか。 かつてソクーロフは5時間からなる「精神の声」なるドキュメンタリーを撮った。 その作品は放送コードなどの範疇を完全に度外視した、アートドキュメンタリーとして成立していた。 なぜなら厳然たる事実にNGシーンなど存在しないからだ。 異常に長尺でありながらまったくシーンに無駄がないというパラドックスを完成させていたのだ。 アンゲロプロスにとっても時空を越えるまでのロードムービーとしての要素はこの尺が大きく関わってくる。 ある事象と並列して演出したり、冒頭のシーンから映画的冒険を経て最後にまた同じところに戻る様は人間の「業」 的なウロボロス的円環をなし、政治的、思想的、なところを飛び越えて宇宙的な次元にまで達している。 アンゲロプロス作品のほとんどは映画文法というものにおいて頂点に達していると思う。 98/100 ある意味でもっとも贅沢な映画製作を透徹している姿勢を うらやましく思う。 |
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アンゲロプロス初めて観ました
何もかもが計算し尽くされている素晴らしい映画 この映画は個人をクローズアップしている映画ではなく、旅芸人という団体を 描いている映画で、あまり世の中には出回っていないタイプの映画で 映画の世界にのめり込んでいくのが難しい しかし、映像美と完全に計算されているカメラワーク、そして独特の迫力に 次第にのめり込んで行ってしまう 特に、凄いと思ったのは「音」 映画最初の方のいすをひく音が何となく良いなと思いながら観ていたら、 映画中盤の音だけのシーン 最高ですね もはやあえて特記する必要もないかもしれないが、 独白のシーンとダンスホースのシーンも最高です 85/100点 まだまだこの映画の良さに気付いていない所があると思うので、 そんな私に減点15 この映画の更なる良さに気付いてきた時に加点します |
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私が一番尊敬できる映画監督 アンゲロプロス
この方の頭の中と情熱とイデオロギーはどうなっているのでしょう 感想を書くのも失礼な話で、論ずることの意味の無さを痛感します 時代を刻み込む太い演出 辛抱強く美しいロングショット アンチヌーヴェルバーグ的な手法 構成の中に構成があるかのような緻密なストーリー そして、この映画のために必要とされている役者と台詞と音楽と風景 映画っていうのは、こんなに重い芸術なのかと見せつけられます 私はいつもこの監督に様々なテーマを叩き付けられ、成長させてもらいます 胸の中に、その奥底に眠る「表現の深さの必要性」を呼び起こさせてくれます 95/100 満点を付けるのは、私が老人になってからにします 今、完全を認めてしまうと、何処にも辿り着けないので・・・ この監督が活動している時代に生きていることの幸せを感じるくらいの大作ですが、 この映画は、1WMの中でも最もお薦め致しません 観ることに「才能」と「慣れ」が必要ですので、お薦めしません。 |
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映画を観るという行為はいわゆるTPOというものにかなり影響されるものであると思う。
近年、大画面の液晶TVなどもかなり普及している時代とはいえ、壮大なスケールなどのハリウッド映画などを家で観るのと映画館でみるのとはやはり次元が違うわけで、極論 を言えば、映画館で見た作品のみが評論をするに値するとも言えるかもしれない。 そんななかでもミニシアターで流すような作品はまだ劇場で観るのと、家で観るのに差異は感じない方である。 (演劇をTVでみることの違和感にくらべたら!) さてそんな意味でこのおくりびとを観たタイミングは残念ながら最悪といえる。 「旅芸人の記録」の後に観てしまったからだ。 TAPメンバーはおおむね好評価ではあるが、もちろん日本人的な死生感や納棺師の所作の美しさ、山崎努の円熟した演技など、良質な日本映画であることが間違いない。 しかし良くも悪くもそこどまりということは否めない。 アンゲロプロスのような壮大で、精密なフラグメンツの組み合わせによる映画で構成した映画を観た後では、この作品はまっすぐ一本道が続くだけの映画だ。 それも限りなく見晴らしの良い。 映画の一部のシーンで納棺師が遅刻してくる、喪主はプロならおくれてるんじゃねえと叱責して気まずい状況のなかであったが、納棺師の真摯な仕事ぶりと所作に感動して怒ったことを詫びる。 ここが映画的な劇的演出を意識しすぎている気がする。 ちょっと遅れたくらいで怒るようなおっちゃんはそうそう 簡単に頭を下げるような輩はそう多くもないと思う。 謝るべきだったけど結局言い出せずにあと自己嫌悪に陥る位の方がよっぽど人間的に見える。 そういう演出の機微がすこしきれいにし過ぎている気がした 70/100 |
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最近の日本の活躍は素晴らしくて、このおくりびとという映画も
アカデミー賞外国映画賞を受賞しています 賞を取った日本の作品というのは観ておきたいという思いから おくりびとを選択しました アカデミー賞をとったからといって決してハリウッド的な映画ではなくて 生粋の日本の映画という感じです それなのに、ハリウッドで注目されたという事は非常に素晴らしい事と 思います このおくりびとと言う映画、 全体的なトーン、雰囲気がすごく良くて そして、生と死という壮大なテーマを描いているにも関わらず非常に 観やすく、さらに深い 今までの映画の場合、今回はハリウッドを例に挙げると人が簡単に死にすぎる まぁ、ゲームにしても簡単に人が死んでしまうので、 生と死という本来すごく大きなテーマであるはずものが、 軽く観てしまう傾向があった やはり、生きているものにはそれなりのドラマがあるもので、 それが死んでなくなってしまうという事の重大さ しかし、死を避ける事ができないという事実 こういった事を深く感じさせてくれます 映画のワンシーンに、 「どうせ死ぬなら、なにもあんなに苦労しなくても。」 というセリフのシーンがありますが、 確かに死ぬ事も解っているし、苦労する必要もないという事も解っている、 でもなぜか苦労する道を歩んでいる様な気がする もちろんその理由も解っている おくりびとを観て発見したわけではなくて、 予め解っていた事を再認識できた気がします そして、映画を観終わった後は、爽快感と言おうか充実感と言いう様な物が 広がっていました 80/100点 |
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映画全体としては、何の苦もなく楽しく観れると思います
表現や映像的にいくつか面白いところがありますし、 音楽もノリの良い曲で、観ていても聞いていても楽しめます そして、なによりストーリーの展開にスピード感があって飽きないです 映画全体が90分と短めにまとめられているので、 本当に必要な部分だけを残すために、かなり苦労されたのではと思います やはり、ヒットしているというのも解りますし、 海外らしい映画だなという事が良く解ります 映画のテーマとしては麻薬を通じて現状からの脱却を描いていると思います それが最初のシーンにもつながっていると思います しかしながら、映画のスピード感の良さが悪影響してしまったのか、 メッセージ性と言おうか衝撃的?? グッとくる様な感じは あまりない様に思ってしまうのも残念ながら事実で、 感想としては楽しく観る事が出来る映画で、良い映画というほどではないかな という印象です 60/100点 楽しい映画なので、おしゃれなカフェかバー(地下)で一杯飲んでる時に トレインスポッティングが上映されると見入ってしまうかもしれません |
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邦画が海外で評価を受ける映画が最近増えてきました
やはりそれは嬉しいことで、多分これからもその流れは加速していくんでしょう だって、日本人は「創る」ことが得意な人種 独自の技術はもちろんそうですが、アレンジした場合でもクオリティーが高い メディアは最近、日本製というブランドの崩壊を伝えていたりしますが、 まぁ、そういうバイオリズムもあるんでしょうが、結局は強いはず そこで、今作「おくりびと」なんですが、これも海外の評価が高かった作品 納棺師をテーマに、恒久的なメッセージと日本の風景が融合して 素晴らしく秀作に仕上がっていました 特に私が注目したのは、主人公、小川の表情です 喜怒哀楽をハッキリ出さない徹底的な演出や役者の演技力に好感が持てました 人の日常下でほとんどの場合、喜怒哀楽を表に出すケースは少ない 感情に起伏があったとしても、演劇や映画のようにビビッドに生きることは少ない この小川も一緒で、たくさんのイベントがあったとしても、冷静さがどこかにあります ただ、その微妙な起伏は、しっかりと演技されていて妙にリアルでした もちろん、言葉や情景描写でそれを観客に想像させるシーンもあり、 小説でも音楽でもなく、非常に映画独特の表現がなされている また、山形の自然や久石の音楽もはまりまくっていて、映画の質感を確保し、 さらに納棺する小川の手捌きがは、非常に美しく、日本の繊細さを映し出していました 鳥の羽ばたき、鮭や石文の複線、それらの扱いも良かったです 私はこの映画を観て、また色々と再確認ができました 行き着くところは皆同じであって、それが人間っていうもの 結局、守るべきものの半径は非常に短いもので、ささやかなもの シンプルに生きることの美しさと正しさを考えることができました これ程までに見終わった後、清々しい感動がじわっと胸に残る作品は久し振りでした 85/100 邦画らしい邦画であり、かつ、全てに優しい旋律がこの映画にはあります 素直にこの映画を好きになれた自分に少し安心しました。 |
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ちょうど大学生の頃に単館系の映画館で大ヒットをとばしていた作品。
サブカルに毒されていた当時観ていなかったのが不思議に思える。 今観ればやっぱり色あせて見えるけど、当時はこういう毛色の作品はほとんどなかったと思うし、いまだにサブカルの代名詞のような作品に挙げられている点では価値のある映画であるとは思う。 しかしこのダニー・ボイルはこの作品ではメッセージ性のなさや中途半端なとこは作品のテイストがドラッグでデカダンスに彩られているところから功をそうしているが、その後のSFやプロットがしっかりいる作品に関しては駄作を連発しているから、基本的にいい監督だと思ったことはない。 これも悪い意味でTPOが影響した作品になってしまいまた(笑) |
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この映画は、学生時代にサブカルのシーンでえらく有名になった映画というイメージ
硬派な表現を好んでいた私にとっては言わば「合わない」映画だと思っていました なんというか・・・ 流行モノは嫌だ的なこともあったので見ていませんでした それで見てみました またしても1WMの醍醐味です こうでもしないとこの重過ぎる腰は上がりませんから・・・ いやぁ 私はけっこう好きでした 意外と嫌みが無く、そこまで過剰な煽りは無かった 人間のかっこ悪さと貪欲さをうまくまとめていましたし、映像の質感が好みでした あの時代でここまで美術に気を配り、デザインできているというのは 正しく最先端ムービーであって、現在でもあまり古さは感じない 唯一、音楽はちょっと古めの部分がありましたが、 群像劇としても立派に描ききっていますし、言葉は軽いですがオシャレでした あと、ちゃんと「ドラッグはアカンですよ」的なことも理解できたし・・・ と、ここまで書いてみて、実はもうちょっと色々思ったことがあったのですが、 忘れてしまって上手く書けない自分がいます・・・ と言うことは、やはり印象深い映画ではなかったのかなとも思ってみたり・・・ 直感的映画、かつ現在でも古さを感じない映画 最終的にはこういうしょうもないことしか書けないですが、 見て損は無い映画でしたので、評価は、70/100とでもしておきます 結局はどん底であっても、走り続けるのが人間 また、走る活力はいたって利己的な利益を求める本質の存在 時にはそういう「勢い」は持つべきなんだろうと思います そうそう、言い忘れていましたが、やっぱこのトーンは外国人ならではですね 邦画でこのトーンは絶対に作れません 見てくれは非常に大切です。 |




