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1WM 019 「アキレスと亀」 written by shing
芸術という、死や宗教とともに不確かな命題の代名詞に真っ向から対峙した作品。

最近の日本映画を見渡してみると、ただたんに芸術家の伝記映画は数あれど、
実はこういうテーマに取り組んでいる作品はほとんどない。

この事実はやはり北野が日本のみならず、世界の中でも希有なスタンスを持ち、
唯一無二の映画作家であるということを証明している。

アキレスと亀の逸話のように、人生はパラドックスに満ちており、人間そのものを描くことが芸術ともとれるが・・

とくに絵画などは芸術的な側面を一番ふくんでいると思うが、
現代の映画、音楽に関していえばどれほどのピュアな芸術映画、または音楽が存在するのだろうか?

映画、とりわけ人間を描く芸術映画と向き合おうとしているTAPメンバーからしてみれば、ある意味画家は幸せであると思う。

才能に恵まれていても生活すらままならない作家もいるとはいえ、ストイックに芸術に向かうことができる。
その反面、映画は市場の大方がエンターテイメントがしめているのが現実で、常にそことのせめぎあいのなかで制作しなければならない宿命だ。

学生で映画を撮りだしたときにこの問題に直面したのを懐かしく思い出した。

真知寿のような生き方や樋口可奈子の演じる女性のような理解ある(映画ではそのレベルを超越してるけど(笑)伴侶をえることは現実からするとファンタジーのようにもみえるけど、
それこそ映画というフィクションの中の、ひいては北野映画の世界の中でみる夢なんだとおもう。

85/100
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【2009/04/13 21:07】 | 019 「アキレスと亀」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 019 「アキレスと亀」 written by nak
純粋にいい映画だなと思える映画です


実は北野武監督の映画を見るのは初めてで、
もちろん避けていたというわけではなく
たまたま観る機会がなかっただけなのですが、映画好きでありながら
こういった映画を日常の波に流されて観る機会を失ってしまっている状態に、
いささか人生の矛盾を感じてしまう次第です


さて、アキレスと亀
この映画を観終わった後で、ネットでこの映画の評価を見ることが出来たので、
少し覗いてみると、その評価はよかったという意見もあるが、最低という意見が
けっこう目立っていました

このアキレスと亀という映画は、夫婦愛について描いているのだが、
そのような前知識がない状態で映画を観始めたためか、
アキレスは真知寿(ビートたけし)で亀は芸術だと思っていました
いつまでたっても芸術に追いつく事ができない真知寿を描いているもんだと
思っていました

これが最後のワンシーンだけで、亀は芸術ではなく愛という事に気付く

真知寿の命をかけた最後の芸術を、迎えに来てくれた妻の前で投げ捨てるシーン
そしてそれを蹴る妻
真知寿が妻の愛の深さと大切さに気付いた瞬間でしょう
妻の幸子も夫を応援し、夫の芸術をずっと支えてきた
そのため、ずっと夫の後ろを歩いていた幸子が、最後のシーンでは夫に
手を差し伸べ、夫の前を歩いていく
これは偶然なのか、狙っていたのかどちらか解らないけど、
このシーンは非常に深い

妻の幸子もアキレスで、亀に追いついたのかなと思わされました

アニメから始まったときは、微妙な始まり方やなと思ったし、
映画の節目に出てくるビートたけしが書いた字のインサートは不要では
と思った事もありましたが、そのインサートがあったから、
最後の文字はグッと来たし、アニメがあったから
アキレスと亀という言葉について調べてみました

良くないとコメントする人が多い中、そのような人と
議論する事ができるような気がする非常に良い映画と思いました


ただ、私個人的には人が死ぬのはあまり好きでない
途中何人もの人が死んでいくのだが、それらの人がなぜ死ぬ必要が
あったのか解らない
人に認めてもらえない孤独感があったのかもしれないですが、
殺さなくても良いのではと思ってしまいます
北野武映画は、そんなもんと言ってしまうとそれで終わりなのですが・・・

点数は100点満点中 85点

他の北野映画も観てみようと思いました

【2009/04/08 22:27】 | 019 「アキレスと亀」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 019 「アキレスと亀」 written by knr
ずっと気になっていた映画です
なんだかんだ言いまして、キタノ映画は、中期以外全部見ています
正直な話、座頭市前後の作品は、コンセプト的にもあまり魅力を感じなかったので
少々敬遠気味でしたが、近作はHABA-BIに通ずる夫婦愛を
描いている感じがして注目していました

学生の時、北野監督と少しだけお話ができる機会があったのですが、
印象に残っているのは、なんというか、映画小僧なんですよね
学生達を目の前にしても、俺もお前らと一緒的な雰囲気で接してくれて
情熱を持った人でした(なのでテレビで見る時は違和感があったりで・・・)

私が一番好きなキタノ映画は、「あの夏、一番静かな海」なのですが、
HANA-BIまでの映画は基本的に全て嗜好に合っています
空気感やあの独特な編集の「間」にはいつも驚かされます
冷静に考えると、実は、自主映画っぽさがあるんです
形式ばった綺麗な編集をしているというより、
こうやったら面白いだろうという試行錯誤が見え隠れします
もちろん、計算されているところもあるんだとは思いますが、
私が思うにその独特さは個性で、いたってナチュラルに
実現されているものではないでしょうか

さて、今回の「アキレスと亀」
世間的な評判は、散々のようですが、私はそこまでの評価ではありません
ただ、キタノ映画という側面から考えると、少々インパクトに欠けたり、
尖った表現力やアイデアは薄く感じたので、高評価ではないですが、
そのラストシーンは非常に素晴らしかった

あれをどのくらい計算して撮影しているのか、どういうメッセージがあるのか
その部分は、実際に聞いてみないとわからないことではあるかもしれませんが、
TAPの中でも様々な意見が飛び交い、非常に頭がグルグル回転しました
そういう意味では、「議論できる映画」ですので、
映画として存在する価値が十分にあると思います

現代アートを背景に夫婦愛を描いていますが、その根底とは別に、
創作者側に不評を得ている風潮があって、非常にアホらしい現象があります
そもそも現代アートを、素人が評価するというのは非常にナンセンスだと私は思っていて
自分は素人ですので、単純に「グワっ」と心に響いたものを私は評価します
論理的な写真や現代アートっていうのは、創作者側に語る権利があって、
それを論ずるということほど、意味の無い行為は無いかと思います

にしても、本作、DVDには特典映像が入っていますが、
そのドキュメンタリーを見る限り、よくスタッフは我慢したなと感じます(笑)
完成までのプロセスを理解し、楽しめる現場だったんでしょうね
もちろん、北野監督を信じているからこそ、作品は共存の中、完成されています
けっこう羨ましいですよね こういう現場って・・・ 憧れます

ということで、あまり内容に関しては深く書きませんが、
初めてのキタノ映画だったらなかなかその世界にすっと入っていけるかもしれません
評価としては、今後の更なる爆発力に期待して、65/100

どちらにせよ、またキタノ映画を再確認したくなりました
そこらへんのジャパニーズエイガとは、一味も二味も違いますから。
【2009/04/07 09:50】 | 019 「アキレスと亀」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 019 「アキレスと亀」 selected by knr
akiresutoake

「アキレスと亀」

【スタッフ】
監督・脚本・編集・挿入画: 北野武
製作: 森昌行、吉田多喜男
撮影: 柳島克己
音楽: 梶浦由記
美術: 磯田典宏

【キャスト】
ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜、麻生久美子、中尾彬、
伊武雅刀、大杉漣、筒井真理子、吉岡澪皇、徳永えり、大森南朋

【作品データ】
製作年度: 2008年/製作国・地域: 日本/上映時間: 119分

【解説】
夢を追い続ける売れない中年画家と、その夫を励ましながら
ともに夢を追う妻の20数年間をつづる人間ドラマ。
北野武が監督、脚本、編集に加えて挿入画も自身で手掛け、独特のユーモアを
散りばめながら人生にとって本当に大切なものを見つける夫婦の愛情を映し出す。
誰もがあこがれる夫婦像を体現する主演のビートたけしと『明日の記憶』の
樋口可南子の姿に、本当の意味の幸福が垣間見え、穏やかな感動に包まれる。

【あらすじ】
裕福な家庭に生まれながら、突然の両親の死によってひとりぼっちになってしまった
真知寿(まちず)少年(吉岡澪皇)。それ以来、彼はずっと描いてきた“画家になる”という
夢だけを人生の指針として生きることにした。
やがて、そんな真知寿(柳憂怜)の前に、一人の理解者が現れる。
絵に対する彼の純粋さに心惹かれた幸子(麻生久美子)。
2人は結ばれ、画家の夢は夫婦の夢となる。
だが、彼の作品は全く評価されることなく、2人の創作活動は次第に街や警察をも
巻き込むほどにエスカレートしていき、家庭崩壊の危機にまで直面していくのだが…。
【2009/03/21 23:14】 | 019 「アキレスと亀」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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