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1WM 036 「ドッグヴィル」 written by nak
1WMでのラース・フォン・トリアー監督の映画は、奇跡の海に続いて2作目。
私はこのドッグヴィルという映画ですっかりトリアーファンになって
しまいました。


一言でいうと良かった。

人間の弱さや欲と言った、人間のマイナスな部分をこれでもかというくらいに
えぐりだす。このえぐり方が強烈で1週間以上経った今でも鮮明に覚えています。
やはり、人間というのは「誰かの為」や「愛」という様なきれいな言葉を使って
善人の様に振る舞っている様に見えても、結局はその様な行動の向こう側にある
見返りや欲の為に行動しているだけではないだろうかと考えさせられます。

もちろん、育った環境の価値観などの影響が大きいと思われ、育った環境に
よっては上記の様な事はあまり無いのかもしれないです。
しかし、所詮人間。いくら理性があったとしても本質的には欲の奴隷となって
行動してしまう物です。
育った環境がこの映画の村人の様に、閉鎖的な環境で長い時間を過ごして
しまった人は特にそうかもしれなく、理性云々の前にもはや何が正しいかさえ
判断できない様になってしまうのだろうか・・・。

一つ思うのは、ニコールキッドマンがこの村にこなかったら、
いろいろな事を知る事も無く、人間的なレベルは低いかもしれないが、
それはそれで幸せに暮らせたのではないだろうかと思います。

映画は、3時間あり長い様に思われますが、ストーリーに吸い込まれて
ハラハラドキドキしながら3時間はあっという間に経ちます。
映画を観るとすぐに解るのですが、非常に簡略化された最高に斬新なセットです。
たまたま思いついたアイデアなのか、予算が無かっただけなのか、
またはそのどちらもなのか詳しくは解らないですが、簡略化されたセットで
ちょっとやってみようという程度ではなくて、ちゃんと映画として
成立している所がトリアー監督の素晴らしい所です。


非常に良かったという点ばかり書きましたが、実は1点だけ
あと一歩の点があります。
私自身は良かったと思っていたのですが、映画を見終わった後のTAP会議で
knr氏の指摘するラストシーンが消化不良という内容は、確かにその通りと共感でき
その1点だけがあと一歩かなと思った点です。

85/100

トリアー監督は賛否両論になる事があり、その好き嫌いが分かれますが、
この映画は一見の価値あり、お勧めできる映画です。

映画のラストシーンの直前でDVDに傷があり再生出来なくなるトラブル発生。
ツタヤのレンタルあかんなと思った次第です。
しかし、店員の対応が良かったので今回は許す。
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【2010/05/01 00:26】 | 036 「ドッグヴィル」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 036 「ドッグヴィル」 written by knr
今回の作品は、私の友人のオススメを強引にshigに薦めて実現した映画
1WMでは「奇跡の海」に続いてトリアー監督作品は2本目

1セットのシチュエーションで手持ちカメラ、そして、ニコール・キッドマン主演
奇跡的なプロジェクトで成り立っている非常に興味深い作品でした
なんというか虐げられるとはこういうことなんだなと痛感し、
人間の哲学的な「負」の部分を存分に露出させた問題作だった
コンセプトがまた新しいコンセプトを生み出すような映画で、
かなりの長時間だったのですが、ハラハもさせられました

裏切りなどとはちょっと違うのですが、窮地に立たされ、
自分を保守する時って理性もクソも無くなるわけで、
しかも集団での思想の連結の中では尚更正しい自我を保つことは難しい
それは、実生活でも同じようなことが言えると思う、
精神的に立場を維持するのは至極普通なことで、現実的ですが、
この物語に登場する人々はあまりにも心の枯れを長く維持し過ぎた
一度心が枯れてしまうと、ほとんどの場合、復旧は不可能
貧しいだとか、不遇だとかは、人間の本質を動物化してしまう
動物化というのはかなり投げやりな言い方ですが、
弱肉強食めいた理性に思考が向かっていくのは、まさに動物的です

あと、セットなど美術がかなり手の込んだもので、
簡略化され模型化されたシチュエーションだからこそ、
無駄な「見てくれ」が見えず、逆に想像力が掻きたたれました

ただ、1点、ものいいを言いたい
ラストシーンは、優し過ぎたのではないでしょうか
あそこまで丁寧に人間模様を描写していれば、
その分、観客は十分に登場人物に感情移入するはず
それなのに妙にラストシーンはあっさりしていた
どうせバッドならその最高の演出を見せてほしかった

80/100

精神的発禁レベルまで作品を押し上げてこそ(描き切ってこそ)
この作品はさらに光るものになったのではないだろうか
ラストシーンの根拠の裏付けをリアルに見れなかった分、
私は若干の消化不良を感じてしまいました。
【2010/04/29 01:30】 | 036 「ドッグヴィル」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 036 「ドッグヴィル」 selected by shing
dog

「ドッグヴィル」

【スタッフ】
監督: ラース・フォン・トリアー
製作: ヴィベケ・ブルデレフ
脚本: ラース・フォン・トリアー
撮影: アンソニー・ダット・マンテル
美術: カール・ユーリウスソン
音楽: ペール・ストレイト
編集: モリー・マレーネ・ステンスガート

【キャスト】
ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー
クロエ・セヴィニー、ローレン・バコール
ステラン・スカルスガルド、ジェームズ・カーン
パトリシア・クラークソン、ジェレミー・デイヴィス
ベン・ギャザラ、ウド・キア、ジャン=マルク・バール
フィリップ・ベイカー・ホール、ジョン・ハート(ナレーション)

【作品データ】
製作年度: 2003年/製作国・地域: フランス/上映時間: 177分

【解説】
カンヌ映画祭のパルムドール受賞作『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の
鬼才監督トリアーがニコール・キッドマン主演で贈るダークで実験的な野心作。
お芝居のリハーサル会場のようなセットを村に見立てた異様なビジュアルと、
クライマックスの怒涛の展開が強烈。
スタジオの床に線を引いたシンプルな空間で撮影を行ない、
美しきヒロインの痛ましい運命を描く。

【あらすじ】
山あいの小さな村ドッグヴィルにひとりの女・グレースが逃げ込んでくる。
どうやらギャングに追われているらしい。
村一番のインテリを自負し、人々を正しく導くことに情熱を燃やすトムは、
素性の知れない彼女をかくまうことを住民たちに提案する。
グレースを受け入れる条件は、2週間で彼女が村人全員から気に入られること。
閉鎖的な人々と打ち解けようと、グレースは肉体労働を申し出て必死に尽し始める…。
【2010/04/20 12:42】 | 036 「ドッグヴィル」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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