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1WM 043 「夢」 written by nak
ついに出ていました、世界の黒沢
1WMを進めて行く上で、そのうち出てくるであろうという予想はしておりました

黒澤明監督自身、非常に有名な方なので、
黒沢明監督の映画はこんな映画ですとか、こういう所にこだわっているという
情報があったため、やはりそういう先入観があって映画を観始めたというのは
有りました
で、私が想像していた通り、映像美であったり尺の長さなどはこだわっている
という感じがしました
私は、狐の嫁入りのシーンと桃畑のシーンが良かったです


「こんな夢をみた」
で、始まる8つの短編映画で一つ一つの短編映画を観ただけでは、ストーリーが
完結していなく、あまり意味が解りません
しかし、8つ全て観るとこの映画を通じてのメッセージが伝わってきます
人間の心の中にはどうしても恐怖心や弱い部分がある、そして醜い欲もある
しかしながら優しさもある
それらの感情がもたらしてしまった結果を一つ一つの短編映画の中に盛り込まれ
起承転結の順番通りに並べられています
個人的には何となくですが、キムギドクの春夏秋冬そして春という映画に
似ているような感じがしました


結論となる水車の村のシーンでは、村人が一人亡くなった時に
人が亡くなるのは悲しい事ではないという事で、村人みんなで踊って送り出す
シーンが有りますが、このシーンは私の中でも感動的でした
人生つらい事苦しい事ばっかりだと良く口にしてしまいますが、それは
つらい事苦しい事のある場所に向かっているだけで、少し考え方を変えれば
人生ってこんなに楽しくて素晴らしいものなんだよって言っている様に
聴こえました

75点

この映画を公開された時は、黒澤明監督は80歳
80歳でこれだけの事が出来る人は、なかなかいません
その情熱とパワーは素晴らしい  またいずれ、1WMに黒沢映画が登場する
でしょう
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【2010/08/23 21:22】 | 043 「夢」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 043 「夢」 written by knr
ワールドワード、クロサワ作品 遂にという感じですが、
この作品はかなり以前(多分、学生時代)に一度観ています
そ時の印象はずっと残っていて、今回はそのイメージがどう変わっているか
というのを個人的に検証できて良かったように思います

黒澤監督作品と言えば、私の中では七人の侍
あの作品は、超骨太のエンターテインメント作品として制作者は一度は
通る道だと思いますが、学生時代はアンチメジャー志向だったので、
半ば、斜めから観たのですが、その圧倒的な情念と細部の作り込みから
まさに度肝を抜かれたという印象を持っています

この夢は、黒澤監督が実際に観た夢をモチーフに描かれていて、
ハッキリ言いまして、かなり個人的かつ抽象的な企画です
ただ、もちろん映画に仕立てるわけですから、成立させるために
色々と脚色がなされているんだろうと思います

全体的に、今では考えられないくらい尺を大胆に、そして贅沢に取られています
また、短編作品のとして個々の作品が、結論を表現する内容ではありません
そういう意味では、映画という枠組みに入るのだろうかとも思うのですが、
その贅沢さや、統一されたメッセージ性によって観る者に感動を与えてくれます

戦争、核、人間の卑しさや優しさなど、恒久的なメッセージがそこにはあって、
人間本来のあるべき姿や、どこか懐かしさをから来る郷愁感もあります

で、結局印象に残っていた私の学生時代のイメージはやはりそのまま残っていました
というのも、特に感動して印象に残ったのは、最後の「水車のある村」でした
この物語で途中出てくる踊りというか行進時に流れる音楽と雰囲気が強烈に
頭に残っていまして、今回もそれを見てなんだか心が震えました
根拠を聞かれると困ってしまうのですが、先程の郷愁感というモノかもしれません
その音楽と村人たちの表情や踊りを観るだけで感動するのです
音色に打たれたのか、ストーリーに打たれたのかハッキリしませんが、そういうことなんです

その他、戦争で生き残ってしまった軍曹の辛い感情をノスタルジックに描いたトンネル
これも、ワンアイデアでは作り上げられない、体験的なところから生み出されている
そのコンセプトや構成に感動します 特にあのトンネルの中から響きわたる靴音
全ての作品に言えることかもしれませんが「音」の位置がかなり重要になっています

75/100

自分が見た夢をリアルに脚色し、世界や人間における様々な問題点を
黒澤独自の視点から重く伝えようとするその姿勢に共感できます
人間の極限とは、本来あるべき姿とは・・・
巨匠の頭の中を少しでも垣間見れるだけでも、勉強になりますし、
黒澤監督は、真っ直ぐに映画に向き合っていた人間だとこの作品で再確認できました。
【2010/08/23 20:21】 | 043 「夢」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 043 「夢」 selected by shing
dream

「夢」

【スタッフ】
監督: 黒澤明
製作: 黒澤久雄、井上芳男
脚本: 黒澤明
撮影: 斎藤孝雄、上田正治
美術: 村木与四郎、櫻木晶
照明: 佐野武治
録音: 紅谷愃一
編集: 黒澤明
音楽: 池辺晋一郎

【キャスト】
寺尾聰、中野聡彦、倍賞美津子、伊崎充則
建みさと、鈴木美恵、原田美枝子、頭師佳孝
山下哲生、マーティン・スコセッシ、井川比佐志
根岸季衣、いかりや長介、笠智衆

【作品データ】
製作年度: 1990年/製作国・地域: 日本、アメリカ合衆国/上映時間: 119分

【解説】
世界にその名を轟かせる真の巨匠・黒澤明監督が「こんな夢を見た」という
書き出しから始める、「私」(寺尾聰)を主人公とした
8つのファンタスティックな夢のオムニバス映画。
製作にはスティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが協力、
また第5話にはゴッホ役でマーティン・スコセッシが出演している。
黒澤自身の少年~青年期を彷彿させる第1、2、3話、
戦死者への哀悼の想いを込めた4話、画家を夢見た彼ならではのエピソード第5話。
そして放射能に色をつけるという斬新なアイデアもさながら、
現代の核問題危機を恐ろしいまでに先取りした第6話と、
その後人類が鬼と化す7話。
ついには、おごる文明を拒否し、自然と同化して生きる素晴らしさを
訴える第8話へと至る。
滅び行く日本の美、破壊されていく自然、そして核や戦争による滅亡の危機…。
これらを回避するには、正義を貫く人間の謙虚な心しかないという、
黒澤明自身の思想を夢という形で巧みに分散させた、
真の映画的美しさに満ちた作品である。

【あらすじ】
日照り
突然の日照り雨。少年の私は母から「外へ出ていってはいけない。
こんな日には狐の嫁入りがある。見たりすると怖いことになる」と言われるが…。

桃畑
姉の雛祭りに遊びに来た友人にお団子を運ぶ。
友人は5人来たのに部屋には4人しかいない。
姉は間違いだというが戸口に1人の少女が立っている。
逃げる少女を追って桃畑に辿りつく…。

雪あらし
雪山で遭難した。3人の山仲間と共に3日間歩き続けたあげく幻覚に襲われる。
朦朧とした意識の中で雪女が現れた…。

トンネル
一人の陸軍将校が戦地から戻り、人気のない山道を歩いていると
トンネルに差し掛かる。そのトンネルから犬が出てきて威嚇してきた。
犬に怯えながらも無事にトンネルを出られたが…。


ゴッホはどこにいるのか。ゴッホの絵画を見ているとその絵の中で
ゴッホを探していた。彼は「カラスのいる麦畑」にいた…。
この章では、ショパン「雨だれの前奏曲」が使用されている。

赤冨士
大勢の人々が逃げ惑っている。何があったのかわからない。
目の前では赤く染まった富士山が大噴火を起こしている。
原子力発電所が爆発したという。目の前に迫る色のついた霧は
着色された放射性物質であった…。

鬼哭
霧が立ち込める荒野を歩いていると後ろから誰かがついてくる。
1本角の鬼である。彼は昔人間だったが核汚染でこの世界は荒野と化し、
彼は苦しみに苛まれるという…。

水車のある村
撮影に使われた大王わさび園水車小屋旅先で、静かな川が流れる水車の村に着く。
壊れた水車を直している老人に出会い、この村人たちが近代技術を拒み自然を
大切にしていると説かれ、興味を惹かれる。老人の初恋の人であった老婆の
葬式が行われた。村人は嘆き悲しむ代わりに、
良い人生を最後まで送ったことを喜び祝い行進するのであった。
【2010/08/23 20:20】 | 043 「夢」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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