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1WM 049 「HANA-BI」 written by knr
2011年は、王道の映画を観るということになり、
そして第一発目が、なんと北野武監督「HANA-BI」

思い入れが有り過ぎる作品ということ以前に、
この映画は本当に好きです 主観的にも文句無し

思い入れという面では、学生時代に北野さんと一緒の場に
入れる機会があり、質問もさせて頂いた経緯があります
本当に北野さんは学生映画を応援してくれていて、
勇気が出ましたし、テレビで見ている印象とはかなり異なっていました
物静かで、真剣で、胸の奥に「何か」を秘められていました
その時に小さな環境ではありましたが、HANA-BIを観覧させて頂き、
結局、その後にも映画館はもちろん、ビデオでも何度か観ました

そんなこんなでしたが、今回観てもやっぱり良かった!

複線や「オチ」を持たせるその編集センスの素晴らしさはもちろんなのですが、
その「間」や行間に意味を持たせている映画というのも評価に値します
また、その「間」と演技やセリフの演出が非常にコラボしていて、
映画全体のトーンもしっかり保てています
そのトーンは色んな意味でまさしく「キタノブルー」なんです

全体=夫婦愛という恒久的なものを映画全体のトーンで表現されている
撮影=キタノブルー配色と我慢するカメラワーク(時には前衛的な長回し)
演出=ディティールに拘るアクションと役者選定、小粋なセリフも素晴らしい
編集=複線と結果のカットを絶妙な「間」で挿入、論理的とも言えるインサート
音楽=強過ぎず弱過ぎずかつ耳に残る旋律、SEの入れ方もアクセントがあります

ロケーションも世界を意識したもので、雪の捉え方が日常的で嫌味が無かった
とにかく、この映画は一瞬で世界で通用する映画だとわかります
好きなシーンが有り過ぎて書ききれませんが、トータルで自分好みです
ただ、一点、絵画の描写が少々長く感じました
良い絵だとは思うのですが、若干その描写が長くて、意識を遮断してしまう時がある
小さなことだとは思うのですが、グっとこの世界観に浸らせるためには、少々過剰かも・・・

92/100

最初に観た時に、こんなトーンの映画を撮りたいなと思いましたが、
その想いは全く変わっていません 本当に文句無く素敵な作品
気狂いピエロの静寂版ともいえる今作 万人にお薦めです!
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【2011/01/31 12:53】 | 049 「HANA-BI」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 049 「HANA-BI」 selected by knr
HANA-BI

「HANA-BI」

【スタッフ】
監督: 北野武
製作: 小宮慎二
脚本: 北野武
撮影: 山本英夫
美術: 磯田典宏
照明: 高屋齋
録音: 堀内戦治
編集: 北野武
音楽: 久石譲
挿入画:北野武

【キャスト】
ビートたけし、岸本加世子、大杉漣、寺島進、
白竜、渡辺哲、薬師寺保栄、芦川誠、大家由祐子、
逸見太郎、西沢仁、森羅万象、つまみ枝豆、ショー小菅、
ガンビーノ小林、北野井子、矢島健一、柳ユーレイ、
玉袋筋太郎、お宮の松、鬼界浩巳、森下能幸、佐久間哲、
津田寛治、無法松、アル北郷、関時男、田村元治、
納谷真大、小西崇之、ト字たかお

【作品データ】
製作年度: 1998年/製作国・地域: 日本/上映時間: 118分

【解説】
世界中を北野ショックで襲った北野監督第7作。
ベネチア国際映画祭で金獅子賞(グランプリ)受賞という、日本映画39年ぶりの
快挙を成し遂げた映画史上に残る傑作である。
リアルなバイオレンス描写に相反するように織り込められた、夫婦の寡黙な描写。
欧米のジャーナリストが称える「キタノ・ブルー」の色調の中で、久石譲の音楽と
劇中に登場する数々の絵が、より完成度の高い映像世界を作り上げ、
ラストのたった二言のセリフが心に深く刻み込まれていく…。

【あらすじ】
不治の病に冒された妻を見舞うため、張り込みの現場を離れていた西刑事に
同僚の堀部が撃たれたという知らせが届く。追い詰めた犯人との銃撃戦で、
今度は部下の田中が命を落とす。
次々と大切なものを奪われ、心をさいなまれていく西。下半身不随となった堀部は
絵を書き始める。
そんな堀部や田中の遺族、そして妻と過ごせるあと残り僅かな時間のために、
西はある重大な決心をする…。
【2011/01/30 21:17】 | 049 「HANA-BI」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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