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1WM 012 「青いパパイヤの香り」 witten by knr
私セレクション 理由は村上春樹繋がりです

先日非常にセンセーショナルな情報が映画界を震撼させました
それは、村上春樹の「ノルウェイの森」の映画化・・・
個人的には「ノルウェイの森」は聖書のような存在
多分、100回近くは目を通しています(ことあるごとに手に取る)
そういうわけで、その監督をするトラン・アン・ユンは超私的トレンド
「シクロ」は観たことありましたが、かなり前ですし、
その当初は私も「青い」若者でしたのでその検証力は稚拙・・・
で、その情報を発見した1時間後にオークションで落札し、
このDVDを手に入れ、良い機会なので1WMに抜擢しました

感想は単刀直入です
非常に素晴らしい作品でした
多分、ここ数年でもこんなに考えさせられる作品は無かった
ただ、その奥深さというのは、内容ではありません
要は作品全体の「質感」なのです

確信的に前衛をするわけでもなく、この監督のナチュラルな感性は
そこいらのセンスを持った監督では到底真似できないモノ
恐らく何度もテイクやリハを重ねて撮影したんでしょう
その微妙な映像の「匂い」とディティールには全て意味があります
何故ここでカメラはこの場所を捉えるか 何故このシーンは逆光なのか
それらの点と点の繋ぎが尋常じゃなく「苦労」して作られている
サブカルチャーの世界では、音楽やらオシャレやら可愛いやらで
解決されそうな映画ですが、志のある人間が観ればその「根拠」を
ずっと考えながら最後まで観ているのだと思います

時代背景やメッセージ性などは観客に想像させ、
丹念に空気感を切り取り、少ない言葉と情報で、
全てを表現し切っており、必要最小限以下の演出は、
この監督の力の象徴的行動だとも思えました
また、ラストシーンの「いなし」は、私を混乱させるまでもったいつけました
女性の開花なのか、社会的オマージュなのか
時間を贅沢に扱いながら一気に落とされるこの快感は、
かつて私がJ・L・ゴダール「女と男のいる舗道」を観て感じた衝撃に似ていました

見終わった後に議論を重ねることができるこの異常なまでの繊細な作品
村上春樹氏が選んだこの監督の視界に私は期待をします
映画的な評価で85点 ただ自分的な視点では95点
検証する力に自信がある多分のに、この作品で何も感じることができない人は、
多分、私と合わない人なのだと思います

深い感想は、TAPのメンバーだけに語ります
だって、この場に全て書いてしまうには余りにも時間が必要だし、
感性を共有する必要が無い人にこの想いを伝えるほど、
私は私の頭の中を容易に理解してもらいたくありません
それほど、この夏の夜の私の頭にガッチリはまりました。
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【2008/08/24 21:49】 | 012 「青いパパイヤの香り」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 012 「青いパパイヤの香り」 selected by knr
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「青いパパイヤの香り」

【スタッフ】
監督: トラン・アン・ユン
製作総指揮: クリストフ・ロシニョン
音楽: トン=ツァ・ティエ
脚本: トラン・アン・ユン

【キャスト】
トラン・ヌー・イェン・ケー 、リュ・マン・サン
グエン・アン・ホア、クエン・チー・タン・トゥラ、ヴォン・ホイ

【作品データ】
製作年度: 1993年/製作国・地域: 仏・ベトナム/上映時間: 104分

【解説】
パリ郊外のセットの中で在仏ベトナム人監督やスタッフたちによって
再現されたサイゴンで、一人の女性の生涯を淡々としたリズムで語った一編。
監督のトラン・アン・ユンは幼い頃フランスに移住し、リヨンの映画学校を卒業。
本作品ではカンヌ国際映画祭で新人監督賞。アカデミー賞外国語映画賞にもノミネート。
出演は、幼いムイに、リュ・マン・サン、成熟したムイにはトラン・ヌー・イェン・ケー。
ムイを雇う一家の母にトルゥオン・チー・ロック、父にトラン・ゴック・トゥルン、
そしてムイの憧れの対象クェンにヴォン・ホア・ホイが扮している。
ほとんどの俳優がフランス在住のベトナム人で映画初出演。

【あらすじ】
サイゴンのある資産家の家に、10歳の少女ムイが奉公人として雇われて来た。
その家には優しい女主人と根無し草の旦那、三人の息子たち、
そして孫娘を失って以来二階にこもりっきりのお婆さんがいた。
ムイは先輩女中に教えられ、一家の雑事を懸命にこなしていく。
そして彼女は、ある日長男が連れてきた友人クェンに恋心を抱く。
【2008/08/24 14:11】 | 012 「青いパパイヤの香り」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 011 「サルバドールの朝」 witten by nak
knrにも紹介されている通り、この映画を選択したのはたまたま目に付いたからでした

映画を見る前はその映画について予備知識や期待を抱いた状態で映画の世界に
入っていくのですが、今回はそういった予備知識一切無しで映画の世界に入って行きました


物語は、実際にいた人物を描いている真実に基づくストーリーです
その時代にあった事件や背景を映画を通じて知ることが出来る、又は興味を持つことが出来る
というのはなかなかすばらしい
スペインについては全く無知だった私ですが、この映画を通じてその時代背景を容易に理解する
事ができた。それだけで既にいい映画です
映像的にも演出はすばらしく、映像関係者はこういうところに目が行ってしまうのですが、
演出が際立ってしまうと物語が色あせてしまう事がたまにあるのですが、「サルバドールの朝」
にはそういったところはなく、物語のための演出という感じで楽しめました


今から約30年前という近い過去のお話で、作中にも描かれているのですが、
当時のスペインは表現をする事に関して全く自由がない国でしたが、今ではこの様な映画を
製作する事ができ、さらに全国に配信する事が出来るようになっているという事に、
スペインという国自身がそれだけ変化しているという事に驚かされます

統計学の考えから、どの時代でも0.3%の確立で時代に変化を与える英雄が存在し、
20%の確立で世代を引っ張っていく人が存在する

この時代に生きたスペインの20.3%の人たちは、不幸でありながら希望を持ち続け自分の持てる
力を継続的に発揮し続けたであろうということは容易に想像できます
そのすばらしき人たちに乾杯!!




75/100点
【2008/08/18 14:16】 | 011 「サルバドールの朝」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 011 「サルバドールの朝」 witten by knr
nakセレクションの「サルバドールの朝」
なんでもnakはフっと目についた作品をシュっと借りたらしい
でも、実は私、この作品に以前から注目していました
何の映画を観た時だったかは忘れてしまいましたが、
この映画の予告を偶然観て、いつか観たいなぁと思っていたのです
ただ、そういう気になる映画っていうのはかなりの確率で
いつまで経っても観ないし、存在すら薄くなってしまう・・・

ということで少し得した気分でした が・・・ 長い!
最近の1WMは長い映画が多く、今作も長いなぁと
感じながら生理的な眠さとの戦いでもありました

で、内容ですが、なかなか予想通りの展開で
個人的にはこういう革命モノは好きなので楽しめました
スペインの時代背景など、感じたくてもわからない部分はありましたが、
そういうバックグラウンドを必要としない構成でもあり、映画として観れました

どうしても時代的にも日本の全共闘と被ってしまうのですが、
一人の若者にちゃんと物語がフォーカスされていて、
先の理由があったにせよ、感情移入はそこそこできました

ただ、メッセージ性はかなり少なく、日本の全共闘モノみたいに
「思想とは!」「時代とは!」「若者とは!」的なゴリゴリ感が無く
美しい運動、しなやかな反動 で拍子抜けはしました
ラストシーンで主人公がしっかり罰せられ(不当ではありますが)死刑になります
そこで初めて、家族のお姉さん達が登場したり、比喩的に妹?を利用したり、
ちょっと叙情的過ぎるお涙頂戴的演出にはげんなりもしました

そんな中、関心した部分 というか、勉強になったことがありました
それは、大胆かつ粋なグラフィックでの状況描写です
ドキュメンタリー風なシーンの撮影時、かなりのカメラ数で
マルチ撮影をしていたのですが、その編集が単純にカッコ良かった
映画全体のフィルムの質感(特に色)も良かったのですが、
大胆な合成やコラージュをうまく挿入させていて、
本当はこういうアプローチは嫌みな演出に見えがちですが、
まったくもって綺麗に表現されていました
勉強できたというのは、こういうグラフィック的な演出を、
実験的に挿入しても、ちゃんと使用方法を間違わなかったら、
効果的である ということです これは是非取り入れたい 挑戦したい
と褒めながら、実は主役のアイドル的要素とグラフィックの良さが、
映画ファンにはうけたのかも・・・とチラっと思えました(それが狙いかな・・・)

スペイン版全共闘はグラフィックも運動もオシャレ!
こんなこと言うと真のスペイン国の皆さんに怒られそうですが、
メッセージ性としては踏み切れていないのは事実です
そういう意味でちょっと嫌みが入った評価ですが、私は好き 75/100点
私が再編集してコンパクトにまとめたいと思えた作品でした(笑)。
【2008/08/17 01:03】 | 011 「サルバドールの朝」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 011 「サルバドールの朝」 selected by nak
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「サルバドールの朝」

【スタッフ】
監督: マヌエル・ウエルガ
脚本: ユイス・アルカラーソ
原作: フランセスク・エスクリバノ
音楽: ルイス・リャック

【キャスト】
ダニエル・ブリュール、レオノール・ワトリング
レオナルド・スバラグリア、ホエル・ホアン
セルソ・ブガーリョ、レオノール・ワトリング

【作品データ】
製作年度: 2006年/製作国・地域: スペイン/上映時間: 135分

【解説】
フランコ政権末期のスペインを舞台に、不当な裁判によって
死刑判決を受けた若きアナーキスト、サルバドールとその家族や
友人の戦いを描く社会派ドラマ。
スペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で11部門にノミネートされた話題作。
サルバドールを『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールが、
彼の元恋人を『トーク・トゥ・ハー』のレオノール・ワトリングが演じる。
理不尽な運命の瞬間を待つ主人公と、彼のために戦い続ける人々の姿が感動を呼ぶ。

【あらすじ】
1970年代初頭、独裁政権末期のスペイン。反体制活動に参加したサルバドールは、
『世の中を変えたい』と願う、一人の若者にすぎなかった。
だが、活動資金を得るために、仲間たちと共に銀行強盗を繰り返し、
やがて反体制側の犯罪者としてマークされていく。
そんなある日、踏み込んできた刑事たちと争ううちに、警官の一人が死んでしまう。
真実がねじ伏せられ、逮捕されたサルバドールに、やがて死刑判決が下り…。
【2008/08/10 14:30】 | 011 「サルバドールの朝」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 010 「人間蒸発」 selected by nak
映画の中には、事実を基にした映画もあるがほとんどの映画はフィクションだ

そしてほとんどの映画はフィクションか、ノンフィクションなのかという点は
明確になっている

この映画は、フィクションとノンフィクションが交錯していて、
はたしてどちらなのかよく解らない・・・

特に映画終盤の映像で、映画のセットを暴露するシーンには衝撃を受ける
映画を観終わった後で、そのシーンについて映画好き同士ならいつまでも
議論する事が出来るくらいの衝撃だ

映画を評価するためのものさしはいろいろあるが、その中の一つに
映画を観終わった後で、観た映画について議論する事が出来るということも
良い映画といえる一つのものさしだと思う

映画としては興味深いですが、点数をつけると65点
途中音声が聞き取り難いという点と、前半~中盤までのストーリーが淡々と
しているという点を考慮して
【2008/08/07 21:47】 | 010 「人間蒸発」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 010 「人間蒸発」 selected by shing
いわゆるATG世代の映画というのはTAP内ではknr氏がくわしいのですが、
私にとって正確には今回が初体験となりました。

今村作品はずっとみようと思いつつ、今回機会に恵まれ、結果的に、
想像以上の衝撃を受けました。

構成にしろカメラワークにしろ常に先鋭的で、現代の貧弱なビジネス偏重の
邦画に鉄槌を振り下ろされることとなります、とくに今の世代の人々がみると。

とにかく映画人としてストイックなまでに映画文法に真正面から対峙している。
作り手が製作に対して一度はぶち当たるフィクションとノンフィクションの定義づけを
今村氏はもがきながら模索する様を包み隠すことなく露出する。


終了20分前ぐらいのところで、現実とフィクションが短い間に何度も何度も交錯する
演出には圧倒されます。

ATG回帰は現代の飽和的な映画市場にあって命題であるのではと思わせる作品でした。

【2008/08/06 20:37】 | 010 「人間蒸発」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 009 「黒い十人の女」 witten by nak
製作が1961年という非常に古い作品
そのためか古臭さもありつつ、しかしながら映像の白と黒のコントラストが
逆に新鮮に感じたりもします

この映画の見所としては、キャストがすばらしく豪華という点と、
現代でも通用するストーリーがなかなか良い
一般的な映画好きにとっては面白い作品だったと思います

但し、それ以外の点でこの映画について語る部分があまりなく
もうちょっと映画としてのアクセントがあったらよかったかなと
思います
いろいろと考えた結果、60点
【2008/08/04 10:06】 | 009 「黒い十人の女」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 010 「人間蒸発」 witten by knr
TAPのひっそりとした企画 1WMも今回で10回目を迎えた

私達にとっては非常に良い企画です
会議前にギリギリで視聴してしまう緩慢さはどうにか克服したいですが、
それでも少しずつでもキッチリ習慣的に映画を見ています
メンバーそれぞれの視点も面白いし、発見もあり、共有心が増しました
また、なんといってもこの忙しい最中でも、無理なく暗黙の約束が
守られていることに大きな価値があります
裏企画にしては、コツコツと進めていけるので良い感じです
頑張って100回まで続けたいですね!

さて、人間蒸発
今村昌平監督作品は、「うなぎ」以来になります
独特の世界観は、今更説明する必要も無いと思いますが、
こんなに人間の情念みたいなものを追求し、表現する監督も珍しいです
だからこそ、2006年の死去は、映画界にぽっかりと穴を開けてしまいました
浅い・緩い・簡単 な映画が多い中、今村さんの存在は大きかったのです

今作は、ドキュメンタリーなのかフィクションなのか・・・
ねずみの変貌が女の情念→成長へと繋がる展開
映画のセットを披露して演出の概念をひっくり返す
なんなんだ この映画は! 日活 ATG!
少し時間が長いせいで我らの時代にはフィットしにくいですが、
アイデアと前衛への貪欲さがギッシリ詰まっていて、
これは、スクリーンの向こうで、さぞ今村監督は
ほくそ笑んでいることだろうなと感心しました
雰囲気も音楽も言葉もモノクロも風景も、異様にリアルを演出できていて
あの時代にしか出せない空気感をさらりとフィルムに残しています

赤く重い血の流れみたいな作風は、今村さんの特許
映画としての評価は、75/100点ですが、
このジャンルにやられてしまって、影響を受けた監督は多いでしょう
キアロスタミなんかもその数多い表現者の中の一人ではないでしょうか
もう、この世界には存在しない今村さんですが、ずっと今作は特殊な作品として
未来永劫、語られ続けるのでしょう。
【2008/08/03 23:40】 | 010 「人間蒸発」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 010 「人間蒸発」 selected by knr
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「人間蒸発」

【スタッフ】
監督: 今村昌平
企画: 今村昌平
撮影: 石黒健治
音楽: 黛敏郎
編集; 丹治睦夫
録音: 武重邦夫

【キャスト】
早川佳江、露口茂

【作品データ】
製作年度: 1967年/製作国・地域: 日本/上映時間: 130分

【解説】
日本を代表する巨匠今村昌平が、前代未聞の記録映画に挑戦した初期の傑作。
行方不明になった婚約者を探す女に俳優・露口茂が密着追跡し、
その人間模様を赤裸々に描き出す。全編モノクロで構築され、
ドキュメンタリーとフィクションを融合させた演出は、緊張感を際立たせ、
見るものを現実と虚妄の狭間へと引き込んでいく。

【あらすじ】
一年半前(昭和四十年)に失踪したある男性、大島タケシの行方を、
当時その男性の婚約者だった女性、早川ヨシエが露口茂と共に追う。
そして、ヨシエはそれまで知らなかった映画関係の特殊なひとたちに触れ、
次第に目覚めていく・・・。
【2008/08/03 22:54】 | 010 「人間蒸発」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 009 「黒い十人の女」 witten by shing
私もご多分に漏れず大学時代は若気の至りでサブカルづいていた時期でしたが、この作品は結局この時期に観てよかったのかなと思います。

映画を何で評価を下すのかという重要な命題を、現代のリバイバルは結局違った視点で見ようとしているに過ぎない作品であると思う。

岸恵子がきれいだとか、十人の黒服の女のシチュエーションや、回顧趣味だけで評価できるサブカルの視野はやはり狭いとこの年になって気がつきました。
それをのぞけばありきたりなプロットで一箇所だけの妄想シーンも完全に映画の中でういてしまっている。
基本的には観るべきところはない映画でした。夜のシーンにモノクロの良さを感じたくらいでしょうか・・・

50/100
【2008/08/03 10:06】 | 009 「黒い十人の女」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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