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1WM 023 「ブラウン・バニー」 written by knr
実は、ギャロ初体験・・・

どうもギャロっていうと現代アートですので
私は現代アートも好きですが、大概の映画では、
アートと融合させた時、ただのサブカルで終わるので
敬遠してしまう感じになってしまいます
(もちろん、そうでない作品もいっぱいで基本、嗜好はそこにありますが・・・)
言い換えると、当たり外れが多いので、信頼できる筋の情報を元に、
こういうテイストの映画を見続けていました

特にギャロは、一般紙からなんでもござれで高評価でしたので、
私のモノサシでは、ハリウッド映画とそう変わらない感覚でいました

さて、この映画は・・・

素晴らしかった! 映像や音楽も良かったけど、切り口が新しい!
あまりにもダークな結末を迎える映画ですが、ちょっと身震いしましたね
基本、重過ぎるので一般の人には全くオススメしませんが、
そのメッセージ性の伝え方や演出は強烈です

ラストシーンでのメッセージを受けとった瞬間、
全て無駄なシーンかと思われたダウナーな映像がガッチリ繋がり、
今までにないくらいの衝撃と説得性が生まれます
特に冒頭の一見、意味のわからないバイクレースのシーンの演出が
バシっと「根拠」を持ち始めます(このあたり、私の受け取り方が正しいかどうかですが)

私がかなり以前に撮った作品とテーマが一緒で、
もちろん手法や高級感は違いますが、ギャロに親近感はわきました
同時に自分の生ぬるい感覚に嫌悪感・・・

辛いことがあっても、前を向いて生きよう!ってバカな表現が多いこの世の中・・・
それを「うんうん、わかる!」みたいなこと言って、お互いを慰め合う弱さ
私は本当にこういう浅はかな表現が嫌いなのですが、この映画はそれらの
温過ぎるアマチュアイズムを蹴散らかしてくれます
ただ、もう一度言いますが、オススメはしません
表現者を目指す人は一度は観る価値はあるとだけ言っときます

85/100

プロジェクト的には、ギャロの自演の嵐 ようは自主映画です
でも、そういうバジェットだからこそこの奇跡の作品が完成したのでしょう
他の作品も確実に見ないといけなくなりました。
【2009/06/07 15:44】 | 023 「ブラウン・バニー」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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