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1WM 022 「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」 written by shing
政治的なあるいは思想的なジャンル分けされるところでの社会派映画というのはずっといままで敬遠してきたように思う。

とりわけ現存たる歴史的事実や葬られた過去を、映像、もしくは映画によって告発するとうのはドキュメンタリーのジャンルの専売特許と決めつけている節があったのかもしれない。

結果、若松孝二はもっと早くに体験しておくべき作家だったということに気づかされたが、本作は彼の集大成的な作品に位置づけてもよさそうなので、時期としてはよかったのかもしれない。

評としては実録という名のとうり、最初の30分くらいは当時の社会的、政治的時代背景の中での赤軍派の変遷を描いている。
組織の構図が時代に翻弄されて、なし崩し的に崩壊していく前兆が見てとれ、浅間山荘事件にいたるまでの状況にかんしてほぼ無知な私にとっては非常に簡潔で分かりやすかったと思う。誰に対しても分かりやすいように、問題提起を全世代に広めることに成功している。

劇中で20代そこそこの若者たちが本気で世界を変えようと
本気でいき巻いている姿は現代の無気力な若者とのあまりのギャップに愕然とさせられる。

しかし次第に内部には疑心暗鬼になっていくメンバー、精神性を統御できなくなった若者は「総括」という名のリンチに走るようになる。
ここからすべての歯車が狂いだしていた。銃による先滅戦もままならない組織の怒りの頂点の矛先はやはり人だ。

人が人に対して優劣をつけることで自分の立場やくだらない自尊心を守ろうとする。

この意識は直接現代の組織社会に還元されるだろう。

いつの時代も人間の「業」は変わらないと思った。

私財をなげうってまでの執念で作品を完成させた若松監督に惜しみない賛辞を送るべきだし、赤軍との長きにわたる関係性からも、彼だけが撮りえた映画だということもできると思う。
85/100
【2009/06/07 06:32】 | 022 「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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