FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
1WM 044 「(ハル)」 written by knr
私がnakに薦めて強引に(ハル)を1WMで取り上げました
というのもやはり、自分の好きなものを知ってもらうというのも重要
そういう意味では、メンバーの趣味趣向がわかって面白い

(ハル)は紛れもなく、私の好きなエッセンスが非常に詰まった作品です
森田監督の名作と言えば「家族ゲーム」が有名ですが、(ハル)含め、
この2本は、本当にお薦めだし、世界観が私にはしっくりきます

この映画の一番評価するべきところは、その統一された質感です
パソコン通信をテーマにしているということで当時は企画モノのような
プロモーションが目立ちましたが、なんというかその現代感を捉える質感が
作品全般に散りばめられていて、イキな演出が多々あります

日常の空虚感をカメラのアングルやピントのぼかし具合で表現していたり、
短いテキスト要素(パソコン通信のメッセージ)での想像力の提案や
さり気無い村上春樹の作品が並ぶ本棚のインサートなど・・・
また、その演出群のテンションを崩すことなく起承転結を構築しています

結局、日常においてほとんどの人は、対外的な会話では成り立っていなく、
その様々なシチュエーションの中で自分の心情と向き合っている
要するに直接的に人と話す時間より、情景に単純に溶け込むことが多いと思うのです
その中で人は色々な想いを抱き、淡々と日常を重ねているのではないでしょうか
もちろん、インパクトのあるタスクをこなし続けるという時もありますが、
集合的で曖昧な要素を含む結果を積み重ねることが日常という日もある

映画の場合、基本、エンターテインメントなコンテンツに仕立てる必要があるし、
全てのハイライトを集めて物語を構築するはずなのですが、
この(ハル)は、その表現を急いでいない
日常のシンプルなシチュエーションを必要な部分だけ丹念に扱っているのです

にしてもこれは編集が大変だったんじゃないかと想像しています
この質感やコンセプトは、ちょっとした「間」で変化してしまうものですから
例えばインサート映像の数や尺が非常に重要になってきますから・・・

90/100

人間の微妙に揺らぐ感情をあらゆる演出方法で表現しているスタンスに憧れますし、
こういう質感の映画を一回は作ってみたいと個人的には強く思います。
【2010/09/12 02:32】 | 044 「(ハル)」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<1WM 044 「(ハル)」 written by nak | ホーム | 1WM 043 「夢」 written by nak>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://tryanglepictures.blog95.fc2.com/tb.php/184-8d8871e1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。