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1WM 046 「ノルウェイの森」 written by knr
今年はこの作品を観覧するために生きていた
と言えば大袈裟ですが、それほど期待していた映画
学生時代、原作を読み、多大な影響を受け、
言わば自分の青春の塊は村上春樹だった

小説は結局、村上春樹以外読んでいない
他の小説も様々推薦されたが、引き込まれるものは無かった
これほど自分の波長と同期する創造物には出逢えなかった

独特の比喩表現、緻密で綿密な構成、時代の切り取り方
そして、物語全てを覆うその繊細で美しいリズム
何をとっても、私には必要なフィクションだった

ノルウェイの森の最後のページに感じたあの心の震えは
今でもハッキリ手に取るように感覚が残っている
なんというか五感全てが膠着し、緊張し、1になる感動

ということで、それらの思い出のエピソードを語り出すと
キリが無いのでこのへんにしておきますが、そういう貴重な原作

そして、映画の感想ですが、何も書く気も起りません
この映画は、ほぼ私のとって「ゼロ」の作品でした
ここまで思い入れが激しいので、どうしようもなく
稀な感想にはなるかもしれませんが、村上春樹ファンで
この作品に納得できる人は「ゼロ」だと思います

監督は、「青いパパイヤの香り」で衝撃を受けたトライ・アン・ユン
音楽は、ビートルズ とくれば期待は最高潮に達するはずでしたが・・・
小説の世界の解釈が乱暴で、表現はさらに稚拙
その微妙で繊細なトーンを何も表現していない演出に目を疑いました
また、役者の選定、特に直子は、イメージの崩壊に繋がっていた

3つの大きなポイントが完全に抜け落ちていた

・直子の死のシーンの繊細さ(過剰な演出をしてしまっていた)
・緑の物干し竿でのシーンの欠如
・ラストシーンの稚拙さ

また、この映画は、R12です
何故、こんなセーフティーな表現に留まったのか
商業映画として整理し、まとめる必要があるのであれば、
手をつけてはいけない
それは、監督もプロデューサーも役者も途中で気付いていたと思います
はじめから手をつけるべきでは無かったのだと思います
今の映画界のビジネスの仕組みの中にこの映画を嵌め込むには、
大きな覚悟と責任感が必要だった筈です
あまりに失望して詳細は書きませんが、やはりゼロです

敢えて良かった部分を書くと、それは音楽です
ワタナベが喪失したシーンでのCANの楽曲の採用
そして、その他の映画音楽
この部分は、プロ意識が高いクオリティーで
小説には無い独自の解釈が私には響きました

5/100

この映画は、単なるリハーサルです
逆に個人的には未来の希望が残りました
この意識と仕組みで作り上げる作品では無い
そのことが理解できただけでも良かったのかもしれません。
【2010/12/26 08:50】 | 046 「ノルウェイの森」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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