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1WM 044 「(ハル)」 written by nak
出張先でフラッとよったBOOK OFF にたまたまこの(ハル)が
あったので慌てて購入しました
(ハル)は進められていた映画の一つで、非常に良い映画であると
聞いていました

映画感想としては、良かった
恋愛映画なのですが、メールというツールを使いお互いが惹かれて行くと
いうストーリーは若干古さを感じるが、公開当時であれば斬新であっただろう
いやいや、そういったツール云々の話ではなくて、
多く会話を語る事無く、テキストだけで表現している手法
表情やちょっとした仕草で表現する感情
逆にこういった表現が斬新で、観ている人はこの映画の世界にぐんぐんと
引込まれて行くだろう
ま、私もその中の一人だったのですが、新幹線のシーンはほんとに良かった

恋愛するにしても何にしても、日常の生活の中には大きすぎるイベントも
無ければ大きな感情の起伏もない
たいていの人はそのような日常を過ごしている
当たり前のイベントと当たり前の感情、そういった普通の積み重ねの中で、
人は自分らしさやこだわりを形成して生きている

(ハル)という映画は、そういった日常のリアリティを興味深く表現している
良作でした

80点
【2010/09/17 00:19】 | 044 「(ハル)」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 044 「(ハル)」 written by knr
私がnakに薦めて強引に(ハル)を1WMで取り上げました
というのもやはり、自分の好きなものを知ってもらうというのも重要
そういう意味では、メンバーの趣味趣向がわかって面白い

(ハル)は紛れもなく、私の好きなエッセンスが非常に詰まった作品です
森田監督の名作と言えば「家族ゲーム」が有名ですが、(ハル)含め、
この2本は、本当にお薦めだし、世界観が私にはしっくりきます

この映画の一番評価するべきところは、その統一された質感です
パソコン通信をテーマにしているということで当時は企画モノのような
プロモーションが目立ちましたが、なんというかその現代感を捉える質感が
作品全般に散りばめられていて、イキな演出が多々あります

日常の空虚感をカメラのアングルやピントのぼかし具合で表現していたり、
短いテキスト要素(パソコン通信のメッセージ)での想像力の提案や
さり気無い村上春樹の作品が並ぶ本棚のインサートなど・・・
また、その演出群のテンションを崩すことなく起承転結を構築しています

結局、日常においてほとんどの人は、対外的な会話では成り立っていなく、
その様々なシチュエーションの中で自分の心情と向き合っている
要するに直接的に人と話す時間より、情景に単純に溶け込むことが多いと思うのです
その中で人は色々な想いを抱き、淡々と日常を重ねているのではないでしょうか
もちろん、インパクトのあるタスクをこなし続けるという時もありますが、
集合的で曖昧な要素を含む結果を積み重ねることが日常という日もある

映画の場合、基本、エンターテインメントなコンテンツに仕立てる必要があるし、
全てのハイライトを集めて物語を構築するはずなのですが、
この(ハル)は、その表現を急いでいない
日常のシンプルなシチュエーションを必要な部分だけ丹念に扱っているのです

にしてもこれは編集が大変だったんじゃないかと想像しています
この質感やコンセプトは、ちょっとした「間」で変化してしまうものですから
例えばインサート映像の数や尺が非常に重要になってきますから・・・

90/100

人間の微妙に揺らぐ感情をあらゆる演出方法で表現しているスタンスに憧れますし、
こういう質感の映画を一回は作ってみたいと個人的には強く思います。
【2010/09/12 02:32】 | 044 「(ハル)」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 043 「夢」 written by nak
ついに出ていました、世界の黒沢
1WMを進めて行く上で、そのうち出てくるであろうという予想はしておりました

黒澤明監督自身、非常に有名な方なので、
黒沢明監督の映画はこんな映画ですとか、こういう所にこだわっているという
情報があったため、やはりそういう先入観があって映画を観始めたというのは
有りました
で、私が想像していた通り、映像美であったり尺の長さなどはこだわっている
という感じがしました
私は、狐の嫁入りのシーンと桃畑のシーンが良かったです


「こんな夢をみた」
で、始まる8つの短編映画で一つ一つの短編映画を観ただけでは、ストーリーが
完結していなく、あまり意味が解りません
しかし、8つ全て観るとこの映画を通じてのメッセージが伝わってきます
人間の心の中にはどうしても恐怖心や弱い部分がある、そして醜い欲もある
しかしながら優しさもある
それらの感情がもたらしてしまった結果を一つ一つの短編映画の中に盛り込まれ
起承転結の順番通りに並べられています
個人的には何となくですが、キムギドクの春夏秋冬そして春という映画に
似ているような感じがしました


結論となる水車の村のシーンでは、村人が一人亡くなった時に
人が亡くなるのは悲しい事ではないという事で、村人みんなで踊って送り出す
シーンが有りますが、このシーンは私の中でも感動的でした
人生つらい事苦しい事ばっかりだと良く口にしてしまいますが、それは
つらい事苦しい事のある場所に向かっているだけで、少し考え方を変えれば
人生ってこんなに楽しくて素晴らしいものなんだよって言っている様に
聴こえました

75点

この映画を公開された時は、黒澤明監督は80歳
80歳でこれだけの事が出来る人は、なかなかいません
その情熱とパワーは素晴らしい  またいずれ、1WMに黒沢映画が登場する
でしょう
【2010/08/23 21:22】 | 043 「夢」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 044 「(ハル)」 selected by nak
haru

「(ハル)」

【スタッフ】
監督: 森田芳光
製作: 鈴木光
脚本: 森田芳光
撮影: 高瀬比呂志
美術: 小澤秀高
照明: 小野晃
録音: 橋本文雄、柴山申広
編集: 田中慎二
音楽: 野力奏一、佐橋俊彦
歌 : THE BOOM

【キャスト】
深津絵里、内野聖陽、戸田菜穂、宮沢和史
竹下宏太郎、鶴久政治、山崎直子
平泉成、潮哲也、八木昌子

【作品データ】
製作年度: 1996年/製作国・地域: 日本/上映時間: 118分

【解説】
パソコン通信を通じて知り合った男女が、メールのやり取りをするうちに
愛を育んでいく模様を描いた、新感覚の恋愛ドラマ。
映画のかなりの部分をパソコン通信のディスプレイ上に打ち出される
メールによる文字=字幕が占めるという野心的な実験が試みられている。
96年度キネマ旬報ベストテン第4位、同・読者選出ベストテン第3位。

【あらすじ】
速見昇は“ハル”というハンドル名でパソコン通信の映画フォーラム
にアクセスする。仕事も恋もうまくいかず鬱屈していた(ハル)に、
励ましのメールを送ってきたのは(ほし)という人物だった。
互いの実像をわからないまま二人は次第に本音を伝え合うようになる。
やがて、(ほし)の住む盛岡に出張することになった(ハル)は
そこで会おうと提案するが……。
【2010/08/23 20:51】 | 044 「(ハル)」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 043 「夢」 written by knr
ワールドワード、クロサワ作品 遂にという感じですが、
この作品はかなり以前(多分、学生時代)に一度観ています
そ時の印象はずっと残っていて、今回はそのイメージがどう変わっているか
というのを個人的に検証できて良かったように思います

黒澤監督作品と言えば、私の中では七人の侍
あの作品は、超骨太のエンターテインメント作品として制作者は一度は
通る道だと思いますが、学生時代はアンチメジャー志向だったので、
半ば、斜めから観たのですが、その圧倒的な情念と細部の作り込みから
まさに度肝を抜かれたという印象を持っています

この夢は、黒澤監督が実際に観た夢をモチーフに描かれていて、
ハッキリ言いまして、かなり個人的かつ抽象的な企画です
ただ、もちろん映画に仕立てるわけですから、成立させるために
色々と脚色がなされているんだろうと思います

全体的に、今では考えられないくらい尺を大胆に、そして贅沢に取られています
また、短編作品のとして個々の作品が、結論を表現する内容ではありません
そういう意味では、映画という枠組みに入るのだろうかとも思うのですが、
その贅沢さや、統一されたメッセージ性によって観る者に感動を与えてくれます

戦争、核、人間の卑しさや優しさなど、恒久的なメッセージがそこにはあって、
人間本来のあるべき姿や、どこか懐かしさをから来る郷愁感もあります

で、結局印象に残っていた私の学生時代のイメージはやはりそのまま残っていました
というのも、特に感動して印象に残ったのは、最後の「水車のある村」でした
この物語で途中出てくる踊りというか行進時に流れる音楽と雰囲気が強烈に
頭に残っていまして、今回もそれを見てなんだか心が震えました
根拠を聞かれると困ってしまうのですが、先程の郷愁感というモノかもしれません
その音楽と村人たちの表情や踊りを観るだけで感動するのです
音色に打たれたのか、ストーリーに打たれたのかハッキリしませんが、そういうことなんです

その他、戦争で生き残ってしまった軍曹の辛い感情をノスタルジックに描いたトンネル
これも、ワンアイデアでは作り上げられない、体験的なところから生み出されている
そのコンセプトや構成に感動します 特にあのトンネルの中から響きわたる靴音
全ての作品に言えることかもしれませんが「音」の位置がかなり重要になっています

75/100

自分が見た夢をリアルに脚色し、世界や人間における様々な問題点を
黒澤独自の視点から重く伝えようとするその姿勢に共感できます
人間の極限とは、本来あるべき姿とは・・・
巨匠の頭の中を少しでも垣間見れるだけでも、勉強になりますし、
黒澤監督は、真っ直ぐに映画に向き合っていた人間だとこの作品で再確認できました。
【2010/08/23 20:21】 | 043 「夢」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 043 「夢」 selected by shing
dream

「夢」

【スタッフ】
監督: 黒澤明
製作: 黒澤久雄、井上芳男
脚本: 黒澤明
撮影: 斎藤孝雄、上田正治
美術: 村木与四郎、櫻木晶
照明: 佐野武治
録音: 紅谷愃一
編集: 黒澤明
音楽: 池辺晋一郎

【キャスト】
寺尾聰、中野聡彦、倍賞美津子、伊崎充則
建みさと、鈴木美恵、原田美枝子、頭師佳孝
山下哲生、マーティン・スコセッシ、井川比佐志
根岸季衣、いかりや長介、笠智衆

【作品データ】
製作年度: 1990年/製作国・地域: 日本、アメリカ合衆国/上映時間: 119分

【解説】
世界にその名を轟かせる真の巨匠・黒澤明監督が「こんな夢を見た」という
書き出しから始める、「私」(寺尾聰)を主人公とした
8つのファンタスティックな夢のオムニバス映画。
製作にはスティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが協力、
また第5話にはゴッホ役でマーティン・スコセッシが出演している。
黒澤自身の少年~青年期を彷彿させる第1、2、3話、
戦死者への哀悼の想いを込めた4話、画家を夢見た彼ならではのエピソード第5話。
そして放射能に色をつけるという斬新なアイデアもさながら、
現代の核問題危機を恐ろしいまでに先取りした第6話と、
その後人類が鬼と化す7話。
ついには、おごる文明を拒否し、自然と同化して生きる素晴らしさを
訴える第8話へと至る。
滅び行く日本の美、破壊されていく自然、そして核や戦争による滅亡の危機…。
これらを回避するには、正義を貫く人間の謙虚な心しかないという、
黒澤明自身の思想を夢という形で巧みに分散させた、
真の映画的美しさに満ちた作品である。

【あらすじ】
日照り
突然の日照り雨。少年の私は母から「外へ出ていってはいけない。
こんな日には狐の嫁入りがある。見たりすると怖いことになる」と言われるが…。

桃畑
姉の雛祭りに遊びに来た友人にお団子を運ぶ。
友人は5人来たのに部屋には4人しかいない。
姉は間違いだというが戸口に1人の少女が立っている。
逃げる少女を追って桃畑に辿りつく…。

雪あらし
雪山で遭難した。3人の山仲間と共に3日間歩き続けたあげく幻覚に襲われる。
朦朧とした意識の中で雪女が現れた…。

トンネル
一人の陸軍将校が戦地から戻り、人気のない山道を歩いていると
トンネルに差し掛かる。そのトンネルから犬が出てきて威嚇してきた。
犬に怯えながらも無事にトンネルを出られたが…。


ゴッホはどこにいるのか。ゴッホの絵画を見ているとその絵の中で
ゴッホを探していた。彼は「カラスのいる麦畑」にいた…。
この章では、ショパン「雨だれの前奏曲」が使用されている。

赤冨士
大勢の人々が逃げ惑っている。何があったのかわからない。
目の前では赤く染まった富士山が大噴火を起こしている。
原子力発電所が爆発したという。目の前に迫る色のついた霧は
着色された放射性物質であった…。

鬼哭
霧が立ち込める荒野を歩いていると後ろから誰かがついてくる。
1本角の鬼である。彼は昔人間だったが核汚染でこの世界は荒野と化し、
彼は苦しみに苛まれるという…。

水車のある村
撮影に使われた大王わさび園水車小屋旅先で、静かな川が流れる水車の村に着く。
壊れた水車を直している老人に出会い、この村人たちが近代技術を拒み自然を
大切にしていると説かれ、興味を惹かれる。老人の初恋の人であった老婆の
葬式が行われた。村人は嘆き悲しむ代わりに、
良い人生を最後まで送ったことを喜び祝い行進するのであった。
【2010/08/23 20:20】 | 043 「夢」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 042 「告白」 written by nak
1WM初めての、映画館での鑑賞。
いつものDVDを観るよりもひと味もふた味も違いました。
映画の選択も良く、今回のプランは非常に良いものになりました。

映画の宣伝では、エンターテイメントと書かれていた点と、
AKBが出ているという点で、正直たいした映画では無いだろうと思いながら
観始めたのだが、いやいやこれがなかなか良かった。

冒頭にある森口先生の告白がインパクトがあって、そこから映画の世界に
どっぷりと引き込まれて行きました。

純粋に映像であったり音楽であったりという点は非常に良かった。
また、原作の良さを忠実に再現し、さらに2時間という枠に収めるのは
困難な作業だったと想像できる。それをやってのけているのが凄い。

それ以外にも、この映画の良い所と言えば、観終わったあと議論する事が
できるという点ではないだろうか。
(1WMをしている我々だからこそかもしれませんが・・・)
実際、映画の内容としては重たい。取り扱っているテーマがいじめであったり
復讐であったり、先進国である日本が実際に抱える短な問題であった。
だからこそ、感情移入しやすいテーマでもあり、議論に至ったと思っています。

そして、議論をしたから自分たちの考えがまとまり、この映画の裏側に
隠されている怖さや悲しさについて考え、感じる事ができました。

しかし、ここで感じた事は監督が伝えたかった事なのだろうか。

この映画を観た一番の感想は、怖かったという点が一番大きな感想です。
実は、この映画は内容が重たいにも関わらず、監督が伝えたかった事が
いまいち伝わってきませんでした。
その点がちょっと物足りなくて、私としては人間のダークな部分や社会の問題を
エグって欲しかった。
未成年が問題を起こすという事は、間違いなく親や社会に問題があると
思うのだが、それをほのめかすセリフはあったが、その表現としては全く甘く
感じた。
映画の終盤で、殺人計画をネットに配信するシーンや、みんなの前で作文を
読むシーン、体育館で狂って走り回っているシーンなどは、社会の問題を
エグリとるような告白をするチャンスだったと思うが、それはなかったという
点は残念だった。

68/100点

松たか子の演技は素晴らしい。
森口先生は、子供に言った復讐を実際に実施していたかどうかという点に
付いては、映画を最後まで観終わっても不明のままだった。
この点は、この映画の一つのエンターテイメント的な面白さだとおもいます。
【2010/07/11 16:43】 | 042 「告白」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 042 「告白」 written by knr
初の出張「1WM」です 地元の劇場でメンバー揃って観覧

先日劇場で予告編を観たのですが、その「絵」にやられてしまいました
その想いがずっと頭の中にあって、気付くと世間でスゴイ人気
原作は既に全国の本屋さんが選ぶ賞の大賞になっているらしく、
逆に一旦はその騒ぎによって熱が冷めてしまったのですが、
Twitterなど色んな口コミの場での感心の高さにまた観たい気持ちが再浮上
で、どうせなら今観たいと思い、TAP初の出張1WMにしました
結局、原作本を購入はしたものの読む時間が無く、ぶっつけになりました

いやぁ、綺麗な映画でした さすがCM界出身の監督であります
ここまでスローを多用しても全然嫌味にもなっていないし、
逆に演出上、効果的に扱われており、強烈に記憶に残りました
これだけ「絵」のクオリティーが高いと海外でも勝負できるでしょうし、
内容的にも現代症候群の象徴的なものなので、見応えはある

ストーリー的なことをここでグダグダと書いても意味がないので
この映画の立ち位置的なことで思ったことを書きます

まず、一番気になったのは、この映画が伝えたメッセージ力に関してです
個々それぞれの出演者の視点をしっかり描いているし、
ああ、一人ひとりに根拠があり(過激ではありますが)人生観が描かれている
ただ、結局、何が言いたかったのか それが曖昧になっていました
多分、ちょっと今、おかしくなってない? 世の中・・・
みたいなメッセージが根底にあるんだとは思いますが、
あまりにもエンターテイメント化されていて、
ストーリーを楽しむだけに留まり、そのメッセージは結果的に薄れています

そして、この映画は、中高生に人気が出ている
どういう意味で人気が出ているかはわかりませんが、
もし、これらの過激でもある思想が単純にファッション化されてはおかしい
メディア戦略的に間違った方向性を示してしまって
この事態になっているのであれば、それは大問題だと思います
エンターテイメントってかなり影響力と直結するので責任を持つ必要があるはず
よって、このブームが真に現象化してしまうと、少年法が云々とかいう
物議をかもし出す存在(作品)にならないことになってしまう
私はその恐ろしさを感じましたし、自分の娘には例え高校生になったとしても
この作品を敢えて見せようとはしません

50/100

総合的に映画という観点から観ると、エンターテイメント作品として
結果的に責任を取れないブランディングになるのでしたら、
私は、この「告白」を評価できません(絵は超一級品ですが・・・)
危ない時代に安易な立場で過激なメッセージを放つのは賛成できません
エンターテイメント作品には、正常な戦略が必要です。
【2010/07/02 18:35】 | 042 「告白」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 042 「告白」 selected by knr
kokuhaku

「告白」

【スタッフ】
監督: 中島哲也
製作: 島谷能成、百武弘二、吉田眞市
原作: 湊かなえ
脚本: 中島哲也
撮影: 阿藤正一、尾澤篤史
美術: 桑島十和子
照明: 高倉進
録音: 矢野正人
編集: 小池義幸
音楽: レディオヘッド

【キャスト】
松たか子、木村佳乃、岡田将生、西井幸人、藤原薫
橋本愛、伊藤優衣、井之脇海、近藤真彩、清水尚弥
田中雄土、三吉彩花、山谷花純、新井浩文、山口馬木也
黒田育世、芦田愛菜、山田キヌヲ、鈴木惣一朗、二宮弘子
高橋努、金井勇太、野村信次、小野孝弘、三浦由衣

【作品データ】
製作年度: 2010年/製作国・地域: 日本/上映時間: 106分

【解説】
2009年本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラー小説を原作に、
教え子にまな娘を殺された中学校教師の復讐(ふくしゅう)を描くミステリー。
『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督がメガホンを取り、事件にかかわった
関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく緊張感あふれるドラマを作り上げた。
『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』の松たか子がヒロインの狂気を体現するほか、
『キラー・ヴァージンロード』の木村佳乃、『重力ピエロ』の岡田将生らが共演する。

【あらすじ】
とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、
教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。
「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、
娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」
教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……。
【2010/06/29 00:52】 | 042 「告白」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 041 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 written by nak
ラース・フォン・トリアーは1WMで最も登場回数が多い人物と言って
過言は無いだろう。
それだけ、この1WMはトリアー監督はなにかの通ずる物があり、この監督の
影響を受けていると考えられる。

ダンサーインザダークは、トリアー監督の映画では最も知名度が高く、
カンヌで賞を取っている。実際この映画を観てみると賞を取るだけの事はあると
思える様な完成度の高い映画であった。

ストーリーは重たくて、映画を観終わった後、肩にずっしりとのしかかってくる
重たい感じがあり、おそらくこの感覚を好きな人は多くないだろう。
実際私も昔はこういったジャンル(重たい)の映画は苦手で好きではなかった。
今だからこそ、このような映画の良さが理解できる。

ダンサーインザダークは、
人間の弱さと母親としての強さ
盲目の苦しみと音楽の喜び
そして現実と非現実
これらの項目を、映画のストーリだけでなく技術的にもきわめて高いレベルで
描ききった非の打ち所がない映画でした。

95/100点

点数を付けるのが難しい・・・
過去の映画の点数と比較して妥当な点数としたつもりだが、この映画で100点を
とれなかったら、1WMでは100点満点はありえないような気がする・・・
私は、ドックビルの方が好きなのですが、評価として高いのは
ダンサーインザダークでしょう
【2010/06/29 00:22】 | 041 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 041 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 written by knr
トリアーの作品、かなり網羅してきました
と言いながら、この作品は、私が最も好きなメジャー映画になります
劇場で3回見て、DVDを購入して、5回以上は観覧しています

私がこの映画を好むのは、トータルに素晴らしいというところ
ストーリー・先進性・前衛性・キャスティング・音への拘り
その全てにおいて完璧なまでに調和させ、劇場映画として完成させている

少々ストーリーが重いので一般的には当たり障りがありそうですが、
ヨーロッパや日本人はこの手の作品を評価します
また、エンターテイメント作品として立派に成立していますし、
なにより、主演のビョークの圧倒的な存在感に惹きつけられます
好きなところがあり過ぎて書ききれませんが、何度見ても大泣きであります・・・

技術的には、トリアー監督のそのドキュメンタリー的なカメラワークが
キャストの感情表現にまで入ってくる感じで、リアル
そして、あのミュージカルの編集がとてつもなく圧巻
見せたい絵を微妙に外すテクニックは確信的だと私は踏んでいます

音。。。 この映画のサントラもかなりお薦めなのですが、
こういう音楽は、いわゆるアーティストじゃないと作れないと思う
映画音楽家でも駄目でしょうし、映画が重いからこそ誤魔化しはできない
さらに、盲目という状況を添えることによって、さらに音は重要に扱われる
そのあたりの全てのリンクがカッチリハマっているのです

95/100

この映画の素晴らしは書ききれません
こうやって書く度にその感動が薄れていくようにも思います
昔、ゴダールの「女と男がいる舗道」を観た時のショックが再現され、
自分の作る映画には何が必要かということをリアルに示してくれます
ありがとうとしか最後には言えなくなります。
【2010/06/29 00:21】 | 041 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 041 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 selected by knr
did

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

【スタッフ】
監督: ラース・フォン・トリアー
製作: ヴィベケ・ウィンデロフ
脚本: ラース・フォン・トリアー
撮影: ロビー・ミュラー
美術: カール・ユーリウスソン
音楽: ビョーク
衣装: マノン・ラスムッセン
編集: モリー・マレーネ・ステンスガード、フランソワ・ジェディジエ

【キャスト】
ビョーク、カトリーヌ・ドヌーヴ、デイヴィッド・モース
ピーター・ストーメア、ジョエル・グレイ、ヴィンセント・ペイターソン
カーラ・シーモア、ジャン・マルク・バール、ヴラディカ・コスティク
シオバン・ファロン、ジェリコ・イヴァネク、ウド・キアー

【作品データ】
製作年度: 2000年/製作国・地域: デンマーク/上映時間: 140分

【解説】
目の不自由なシングル・マザーがたどる悲劇を描いた異色ミュージカル。
監督・脚本は「奇跡の海」のラース・フォン・トリアー。
撮影は「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のロビー・ミュラー。
振付はヴィンセント・パターソン。主演・音楽はビョーク。
共演は「ヴァンドーム広場」のカトリーヌ・ドヌーヴ、
「グリーンマイル」のデイヴィッド・モース、
「8mm」のピーター・ストーメア、「奇跡の海」のジャン・マルク・バールほか。
2000年カンヌ国際映画祭パルムドール、主演女優賞受賞。

【あらすじ】
60年代のアメリカ。セルマは女手ひとつで息子のジーンを育てながら工場で働いている。
彼女に対して理解と愛情を持つ人々に囲まれ満ち足りた生活を送っていた。
ただ一つを除いて。彼女は遺伝性の病のため視力が失われつつあり、
ジーンも手術を受けない限り同じ運命を辿ってしまうのだった。
そのために、内職もしてジーンの手術費用を貯えていた。
が、ある日工場を解雇されてしまい、貯めていたお金まで盗まれていた……。
【2010/06/29 00:20】 | 041 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 040 「裏窓」 written by nak
初ヒッチコック
いやー、面白かった
ただただ怖い映画と思っていましたが全く裏切られました
映画終盤のハラハラドキドキの緊張感は素晴らしい
こんな映画が50年も前に作られていたと思うと感心します

映画はそのタイトルの通り窓から見える隣人たちの行動を観察し
いろいろ思いを巡らすというだけの物語で、非常にこじんまりと
しています
一つの部屋とその部屋から見える風景、3人の男女だけでほとんど
ストーリーが進んで行き、たったそれだけのシチュエーションで
これだけ深みのある映画が作れるのであれば、自主映画を撮ろうとしている
人に取って「もしかしたら俺でも」という勘違いをする事もできるし
希望を持つことも出来ます

しかし、この裏窓という映画、さすがヒッチコックという素晴らしい演出が
随所に施されています
隣人の家をのぞき見ているだけなので、声や音はなくアクションだけで
想像力をかき立てられるところや、逆に悲鳴だけが聴こえたり音だけ想像力が
かき立てられたりします
他にも隣人にはグランドピアノで音楽を作っている人がいたり、遠い所から
口笛が聴こえてきたり音にはこだわっているように思いました

また、主役のグレース・ケリーとジェームズ・スチュアートの演技は
良かったです。 彼らの素晴らしい演技力がないとこの映画は完成しなかった
だろうと印象を受けました

80/100点
【2010/06/13 16:49】 | 040 「裏窓」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 040 「裏窓」 written by shing
古典回帰!
ひさしぶりにヒッチコックに戻ってきました
まず偶然とはいえヒッチコック作品をチョイスしてくれた
nak氏に感謝!これも1wmの醍醐味ですなぁ

いろいろ最近の作品を観てからヒッチコックに戻ると、まだ映画の黎明期あたりからどれだけ先鋭的な手法
やアイデアを持っていたかというのを痛感し、少し感動的ですらありました。

もともとヒッチコックはサスペンスのジャンルなので脚本が完成した時点で映画の頭からエンディングまでの
映像イメージは自分の中ですべてできあがっていて、それを具現化するだけの映画製作という作業はたいして面白味を感じていなかったときいていたのですが、いかんせん最初のタイトルロールからやられました。

主人公たち以外を人相関図てきに長回しでとらえる様はユーモアをたたえつつも非常に映画的、のぞき趣味的な嗜好というのが今やったらもっとじっとりとオタクちっくな方向に向かいそうなのにとてもさわやか。。。これは映画のなかにその時代の空気感をたたえているからなんでしょうなぁ

トリアーもサスペンスやホラーが好きだといっていてそれはそのプロットや殺戮シーンがいいというのではなく、
映画全体をつくりあげている空気感がすきなんだといってましたが、そういう意味ではヒッチコックの世界感は
唯一無二といえるでしょう。

90/100

【2010/06/12 17:28】 | 040 「裏窓」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
1WM 040 「裏窓」 written by knr
まだ、映画製作の道に足を踏み込んでいない時には観ていたかもしれませんが、
ヒッチコックの作品をまじまじと観たのは初めてかもしれません
情報としては、スリラーだとか古典映画だとかそういう印象しかありませんでした

が、この作品はホントに驚きの連続でした
最初のタイトルの出し方、長回しの手法、伏線を張った演出など、
映画で重要となるエッセンスを新しい形で示している作品でした
これが50年以上も前に作られている事実に驚きでしたが、
もっとショックだったのは、今でも色褪せず新しいということです
その新しさが嫌らしくなく、自然に映画に組み込まれています

そうそう、ストーリーの展開がテンポも良かったですね
ほぼ密室劇なので、演劇のようにセリフ回しで持っていく感じがあって
さらにそのセリフにエスプリが効いて、リッチな気分にさせてくれます
皮肉を楽しむ文化っていうのが心地良く、素敵でした
あと、窓の外の世界によって人間の生活をリアルに表現されていて、
骨折している主人公の状況を逆手に取った演出など、
狭い世界だからこそ行える演出や、表現できる緊迫感が考え抜かれて入っています

ただ、少々登場人物達の心情変化が単純な感じはしました
でも、この時代ってこんな感じなのかなと思いましたし、
なんだか擦れていなくて、三丁目の夕日の如く、羨ましいとも思えた

80/100

ヒッチコックの他の作品も観たいと強烈に思えましたし、
こういう古典の映画を観ないと、何も語れないと反省しました
こんなに長く愛され、残る作品っていうのは、その理由が確実にありますね。
【2010/06/06 13:56】 | 040 「裏窓」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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